PixInsight

2017年8月 9日 (水)

PhotometricColorCalibration

yoshiさんから新バージョンがリリースされたと伺い、早速PCCを使ってみました。

今朝ダウンロードしたVersion01.08.05.1352ではファイルがらみのエラーが出たり、FITSを認識しなかったりのバグがありましたが、今日リリースのVersion1353では修正されたようです。

https://pixinsight.com/forum/index.php?topic=11355.0

ところがこのバージョンでも、NGC2775はエラーになってしまいます。

08091_2

「星が足りない」?なら増やせばいいのかしら。

08092_2

Photometry Parametersの"Limit magnitude"を18に引き上げてみると、今度は上手く行きました。(Star Alignmentの"Peak response"を思い出しました)

M96は"Automatic limit magnitude"のままでもOK

08093

下画像がキャリブレーション結果ですが、最初に処理したものに似ている。「黄色味が強過ぎる」と思ったけれど、あのままで良かったのかもしれません。

ところで、FBに「Drizzle画像の場合は"pixel size"を変える(ex.2倍Drizzleなら1/2する)」と書かれている方があったので、ST8XMEの9μ×1/2=4.5を入力しています。

ちなみに「9」のままだと、

08094

見事にエラーになります。

2017年8月 8日 (火)

星の周囲の円形痕

(8/10 円形痕が解り難かったので、下に画像追加しました)

前回の続きです。

そもそも何故星の周りに丸い輝度の落ち込みが出来てしまうのか解りませんが(錯視とか?)スタック直後の画像に既に見え(左上)、MakedStretch(右上)→LHE(左下)→MLT(右下)と処理を進めるにつれ目立って来ます。

08080

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この円形痕を緩和する為に、元画像(左上=↑右下)を複製し背景輝度を上げたもの(右上)の星部分と、元画像の背景を、StarMaskとPixMathを使って合成しました(右下)

08081

右端↓星が潤んで見えますが、案外こういう表現も有りかしらthink

08082_2

PIでMaskを効かせつつ比較明合成(Maximum?)する方法、あるいはPSのレイヤーでStarMaskを使う方法が解れば(基本ですねcoldsweats01)もっと上手く出来そうなのですが。

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円形痕を見易くした等倍画像を作ってみました。

08101

上段;スタック直後のリニア画像(左端)にMLTを使用(中、右)

(ふと思ったのですが、"痕"がノイズの粒の大きさによるものだとすれば、scaleによりNR強度を調整する事で緩和されるかも?)

下段;MaskedStretch後のノンリニア画像(左端)にHDRを使用(中、右)

おなじみのHDRの黒縁。LHEでも発生しますが、元画像にも既にうっすら有るのが解ります。

2017年8月 5日 (土)

MultiscaleLinearTransformでノイズリダクション

(星羊翁さんからアドバイス頂き、修正・追記しました)

過去画像の再処理をしています。

いつも悩む背景NRに、星羊翁さんの記事を参照しながらMLTを使ってみました。

1

左が使用前、右が使用後。

星の周囲の丸い痕は気になりますが、背景ノイズの粒が密になり、今までのように「ヌメッっとした」NRでなく自然な感じに見えます。

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この好結果に気を良くして色々試してみました。

Layers4 Threshold4→1で、AlgorithmをMultiscale linear tansformにしたもの(左下)と Starlet transformにしたもの(右下)の比較です。左上は元画像 右上は↑の画像

2

星羊翁さんにAlgorithm;Multiscale linear tansformを推奨して頂きましたが、ノイズの粒が大きい私の画像に於いてはStarlet transformの方が良さげに見えます。

ところがLayers8にすると、ほぼ同等の効果になりました。

3

左列;Multiscale linear tansform 右列;Starlet transform

上段;Threshold all3.0 下段;Threshold8→1

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次に、星の周囲の輝度低下を緩和しようと、マスクの範囲を広げてみました。左下はマスク無しで処理したものです。

4

これは失敗。階調飛びのような不自然さが生じてしまいました。

もう少し丁寧なアプローチで、例えばMLT前後の画像にStarmaskをかけて比較明合成などの処理を行うのが良いかもしれません。

2017年7月 3日 (月)

画像処理メモ

一時帰国中に絶対忘れるので備忘録。

①Deconvolution後のリニア画像をHTしたもの(A)と、同じ背景輝度でMakedStretchしたもの(B)を作る。

②PixMathでAとBを合成する(C) 割合は試行錯誤。Bは星の輝度が落ちているので、StarMaskで星を除外する(星についてはLRGB合成後にMTを使う)

③Cをコピーし、LHEを施す(D) 双方16bitTIFFで保存。

④PSでDを開き、続いてCameraRawのNR(50ぐらい?)を使ってCを開く。

⑤Cで解像度が失われている部分をDから合成する。

④MLTでノイズリダクションを施す。

※MaskedStretchの星は暗過ぎる気がするので、星は最後にMTで調整する事にしました。

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今日は夕立がありました。

明日の独立記念日の花火も、雨が心配されています。

2017年6月19日 (月)

星を小さく5

星羊翁さんからCloudy Nightsのスレッドの情報も頂いていました。

MSとHTの併用も興味深いですが、中程の書き込みのように、異なるストレッチの画像をStar Maskで置き換えた方が自然に見えるかもしれません。

それにしても皆さん、こんなに"星の大きさ"を気にかけていらしたのですね・・・

人一倍星が大きい画像を扱って来ながら無頓着で、そのくせ「色が載らない~」と騒いでいた自分は何だったのかと思ってしまいます。

星を小さく4

SIのスターシャープや、PIのMorphological Transformationを使って星を小さくする処理を試みて来ましたが、今回はPIのMasked StretchとMTを併用してみます。

参照したのは、このページ(星羊翁さん、有難うございました)

HT変換前のリニア画像A(左)と、HT変換後のノンリニア画像B(右)を用意します(画像右上の光芒は迷光ですsweat01

0

1、Statisticsで、Bの背景輝度を調べます。

1

2、それをMaskedStretchのTaget backgroundに入力し、Aに実行します(左)

3

※今回は、私が目視調整したBの背景よりも、デフォルト"0.12500000"の方が良さそうに見えるので、Bの背景輝度の方を変更してみました↓

4

(こんな風にヒストグラムのシャドウ側を切ってしまっていいのでしょうか・・・?)

3、AからStar Maskを作ります。

2

4、AにMask→invertで星を除外し、PixMathでBを重ねると、星以外の部分がBに置き換えられます。(Aを完成画像とする場合)

5

あるいはAの星部分だけを、Bの肥大した星と置き換えても。(Bを完成画像とする場合)

6

また、A,B画像の合成割合を変える事も出来ます↓中央の画像はA:B=50%:50%(tantanさん、教えて頂き有難うございました)

7

そういえばDBEをノンリニアデータに使うと、画面(特に星)の輝度に傾斜が生じてしまうのが悩みでしたが、あえてノンリニア画像Star Maskを使って合成すれば、プラスマイナス0で均一化出来るのでは・・

5、星マスクをかけたまま、Morphological Transformationを適用します。

8_2

左上;元画像(B) 右上;Masked Stretch後

左下;MT1回目 右下;MT2回目(overdo!?)

2017年6月18日 (日)

MaskedStretchの衝撃とLHE

tantanさんに再三勧めて頂きながら、現状を変えるのを億劫がっていた事を後悔しています。

0618

何だかこれは凄い。右は今までの処理です。

一見「眠い」画像に見えるけれど、シャープ処理は後でも出来るし、LRGB合成を考えれば飽和が抑えられて色乗り良くなる効果が期待できそう。

HTと併用すれば、透明感も目指せそう?右は旧処理画像です。

06184_2

(ふと思ったのですが、これってSIのDDPとは違うものなのでしょうか・・・?)

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続いて、Local Histogram Equalizationを使ってみました。

上段左が元画像、右は比較の為のHDR画像です。

06182

下段がLHEで、左から順に、Kernel Radius16、32、64(デフォルト)。8は入力出来なかった。

これを見たら当然、比較暗合成してみたくなりますよねhappy01 

06183_2

左;元画像、中;LHE3画像をPixMathでminimum合成、右;HDR

「これって結局HDRの事?」と思ったけれど、若干結果が違うようです。HDRはmaximum合成なのでしょうか?

いっそLHE画像とHDR画像をminimum合成すれば、もっと構造が出るかも。でも所謂「やり過ぎHDR画像」になってしまうかも。

構造の描出ではMLTも気になりますが、頭が飽和しそうですwobbly

2017年6月11日 (日)

ノイズリダクションで迷走中;続き

PixInsightカテゴリーに入れましたが、今回使ったのはPSのCamera Rawです。

0610_2

左;元画像(PIのATWTで一度NRをかけています)

中;Camera RawのNR Luminance30 右;同50

右端の50はボカし過ぎと感じましたが、この後トーンカーブを使う(背景輝度を下げ、淡い部分を出す為)事を考えると、この位で丁度良いかもしれません。

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ノイズリダクションを強めたのは"web用"という観点からでした。

現在HPに置いてある3枚の画像は、一番下が昨年天文ガイドに掲載された元画像、2枚目はPIのMorphological Transformationで星を小さくしたもの、一番上が今回ノイズリダクションを施したものです。

2017年6月10日 (土)

ノイズリダクションで迷走中

そもそもは、HT時にレンジを詰め過ぎなのだと思います。

1

左画像位に留めておけば良いものを、写っている一番暗い星まで欲張るから(右)でも、ここまで(銀河の外縁では無く、最微光星を)出したい気持ちが止められない。

なので背景ノイズは悩みの種でした。

この動画でNRにMMTを使っているのが気になり、PIのNRを検索すると、開発グループによるこんな比較がありました。

どうやら今まで使って来たATWTは惨敗っぽいし、TGVDが凄く良さげです。

各NRの使い方が詳しく解説されているサイトを参照しながら、自分の画像で比較してみました。

まず、NR前のオリジナルL画像

1original_2

MLT(MultiscaleLinearTransform)

2mlt

MMT(MultiscaleMedianTransform)

3mmt

ACDNR

4acdnr

TGVDenoise

5tgvd

今までの処理(ATWT)

6atwt_2

8

それぞれのアルゴリズムで数値をいじってみたのですが、中々良い結果になりません。

MLTが有望そうに見えるので、もう少し試してみようと思います。

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ImageAnalysisのExtractWaveletLayersが面白そうだったので、やってみました。

7

2017年3月20日 (月)

画像が弛い;微光星へのDeconvolution

NGC4214とNGC4410の完成画像を較べて、4410の方がボンヤリと見えるのが気になっていました。シーイングが悪かった?

PIのSubframe Selectorで見てみると、

4214のL画像182枚のFWHMは、2.396~3.911(Median2.772)

4110のL画像224枚のFWHMは、2.364~3.492 (Median2.638)

特に4410の方が悪いという訳でも無さそうです(解釈が間違っていたら御指摘下さい<(_ _)>)

Lの元画像(上段)とDeconvolution後(下段)

Untitled1_2

ひょっとして、Deconvolutionで最微光星が収束しているか否かが、画像のシャープさに影響している?

という訳で、以下は最微光星にDeconvolutionを施す試行錯誤の過程ですが、おそらく需要が無い(この画素数・・)と思いますので、自分用に画像だけ貼っておきます。

Untitled2

Untitled3

結果↓

Untitled5

効果があったのか、自分でも良く解りませんcoldsweats02

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