PixInsight

2017年12月10日 (日)

NGC2683のDconvolution

これまで使って来たMaskは、StarMaskと、レンジを詰めたノンリニア画像をminimum合成していましたが、銀河の淡い部分と微光星を分離出来ないのが難点でした。

淡い部分は(復元痕が出てしまうので)マスクから除外したいけれど、微光星は(収束させたいので)マスクに含めたい。

NGC2683のような銀河では特に問題で、強いMaskと弱いMaskでの2パターン用意して合成する事も考えていたのですが、こちらの動画でMLTを使った微光星マスクを知りました。(Oさん、有難うございました)

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① まずノンリニア画像のレンジを少し詰めます。

2

② ①からMLTで星マスクを作ります。

3

③ ②のレンジを詰めて(背景ノイズに注意)、微光星マスクが出来ました。

4

④ 輝星・中間星マスクもMLTで作れるとの事ですが、とりあえず使い慣れたStarMsk→Invert

5

⑤ こちらもいつもの銀河マスクですが、微光星の消失を気にせずにDeconvolution処理をかけたい部分だけ残す事が出来るようになりました。

1

⑥ こうして出来た3枚をPixMathでmaximum(minimum,minimum)合成(一晩寝たら解りました^^;)

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このマスクでDeconvolutionしてみました。

左上;元画像 右→左下→右下の順にiteration30、50、80

10

この画像(対象?)では、iteration少な目の方が良さそうです。

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テストLRGB

2683test

銀河部分の飽和を抑えるMaskedStretchの割合と、解像感を演出する暗黒帯の強調が肝かもしれません。(黒い部分をより黒くするには、どうしたら良いのか・・)

2017年12月 4日 (月)

M74のdeconvolution

L画像は、371枚(銀河周辺用)/277枚(背景用)/210枚/192枚(銀河解像用)の4パターンでスタックしました。

12040

371枚には2009年、2010年撮像のST7XMEデータも含まれています。

StarAlignmentそのものの性質なのかDrizzleの所為なのか解りませんが、371枚Align画像に出るST7画角の端線は、当該画像を除外したスタックにも残ってしまいます。

なので、過去データを含めない背景用277枚は、StarAlignmentから再度やり直しました。

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以下は210枚スタック画像へのDeconvolutionの記録です。

① リニア画像コピー

1

② STFをHTに反映させる(STFのインスタンスをHTの下部バーに投げ入れる)

2

③ STFをリセット

3

④ STFを反映したHTのインスタンスを投げ入れる

4

⑤ ノンリニア画像が出来る(右)

5

⑥ このノンリニア画像からStarMaskを作る

※何故、星が四角になってしまうのでしょう?

6

⑦ ⑥で作ったStarMaskをコピー

7

⑧ ⑦で作ったStarMaskコピーをInvert

8

StarMaskはこれで完了です。

黒地に白星のStarMaskはdeconvolutionのLocalDeringingに、白地に黒星のStarMaskは以下のHDR画像とPixMathで合成し、直接Maskとして使います。

⑨ ノンリニア画像にHDR(右のStarMaskは無視して下さい)

9

⑩ ⑨のHDR画像を、HTのReal-Time Previewを見ながらレンジを詰める

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⑪ インスタンスを投げ入れて実行

12_2

⑫ PixMath "minimum( ファイル名をダブルクリック , ファイル名をダブルクリック )"

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()が黄緑色でマークされればOK

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PixMathのインスタンスをリニア画像(ノンリニア画像でも可)に投げ入れれば、Mask完成です。

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⑬ PSF測定 ※どのような星を選ぶのが良いのか未だに解りません

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YesでDinamicPSFを閉じます。

⑭ ⑫で作ったMaskを、処理するリニア画像のタブ部分にドラッグ&ドロップすると、マスク部分が赤くなる。

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show MaskでMaskを非表示に。

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⑮Deconvolution

左;元画像 右;Deconvolution結果

23

同じ設定でもGlobal Darkを入れた場合、水面から輝度の高い部分だけが顔を出したような感じになってしまいます(右。左はGlobal Dark=0)

24_3

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こうして出来た210枚スタックのdeconvolution画像(上段)と、371枚スタックの同画像(下段)

12041

迷います・・

2017年11月29日 (水)

ABEは救いの神

11/26のCigma Clipping異常は、カブリの酷い単画像をそのまま使ってしまった事が原因だったようです。

カブリ画像はABEで補正できます。左;元画像 右;補正後

11301

上段(001)は傾斜がキツイのでFunction degree2 下段(010)はFunction degree1。未だムラが残っていますが、とりあえずこの程度で、Star Alignment→Image Integrationへ。

↓上左;No rejection 中;Sigma Clipping 右;Winsorized Sigma Clipping

11302

異常は見られません。単画像での傾斜補正は(特にSigma Clipを使う場合は)基本でした。

tantanさん、いろいろ教えて頂き有難うございました。

ところでABE補正中、別の異常を見つけてしまいましたcoldsweats02

1130

この5枚だけに斜め線が出ています。

今回300枚近いスタックだから均されてしまうと思うけれど、少ない枚数だったらSNが悪くなる。原因は何でしょう?

また、ABEで(DBEでも)SNが若干悪くなる気がするので、補正して使うメリットとスタックから全く除外してしまうのと、どちらが良いのかという迷いはあります。

(先日の"フォトンの蓄積"という観点から言えば、補正して使うべき?)

2017年11月26日 (日)

半月ですが、M74とNGC2683を撮り足す事にしました。2683は2露光を試したい。

18:07~22:30? M74のL46枚

23:10~5:35 NGC2683のL2分×160枚

~ -25℃2分Dark

6:40~Flat

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昨日、一旦upしたIntegration問題ですが、

1126_2

今朝もう一度試したら結果が違ってしまいました(何故?)

↓左;NoRejecton 中;SigmaClipping 右;WinsorozedSigmaClipping

11262

以下は試行の備忘録。

11262_2

11263

11264

11265

基本"NoRejection"を使い、問題が見えた時にClippingを試すか?or 今回のように"Winsorized Sigma Clipping"を使い、問題が出たらSigma lowをOFFするか?

いずれにせよRejection mapは毎回チェックしなければ。

2017年11月 6日 (月)

ヒストグラム

NGC7741の各プロセスでヒストグラムに何が起こるのかを把握したくて作ってみました。

LRGB合成1回目の右側の画像は、SCNRを使わなかった場合です。

11061

完成画像のヒストグラム。上段は同じヒストグラムの目盛を広げたものです。

11062

PCCを使った完成画像のヒストグラム

11063

これらを見ながら考えます。

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NGC925のも貼っておきます。

1106_2

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とても解り易い解説を読んで、単画像に光害の影響が見えるのか試してみましたが、良く解りませんでした。

11065
11088

2017年11月 5日 (日)

PCC

RGB合成時にカラーバランスを整えているにもかかわらず、完成間近のLRGB画像の背景が緑や赤に転んでいるのに気が付いて愕然とします。

LRGB合成時に変化してしまうのはNGC925で確認済みですが、MLT等のNR時にもR/G/B間の強弱差が広げられるのでは?と疑っています。

NGC7741の背景もいつの間にかGに寄り、最微光星が緑になって困りました(←1星ずつLab色彩調整で緑を下げるという気の遠くなる作業wobbly

ヒストグラム・トーンカーブの類で再調整しようとしても、一目盛変えただけで補色側に転んでしまうので、為す術が無い・・・いや、こんな時の為にPCCがあるじゃないか。

使ってみました。

00

左端;元画像 中;Average Spiral Galaxy 右端;Sb Galaxy

NGC7741はSBcだからか、右端のカラーバランスが良さげに見えます。

彩度強調してみると、

01

左;元画像 右;PCC(Sb Galaxy)

低輝度のGは減ったけれど、高輝度のGが強くなっている。これって、つまりGのヒストグラムの両側を詰めたという事?

結局、高輝度でR,B>Gの(その方が一般受けが良さそうなので)元画像を、最終稿としてHPにupしました。

http://galaxies.blue.coocan.jp/NGC7741.html

2017年11月 4日 (土)

もっとシャープに

NGC7741を仕上げてみましたが、

Lrgb5

今一つ物足りない。もっと解像感が欲しい。

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・・という訳でSubframeSelectorを使い、選別からやり直してみました。

Lはトータルで5分×291枚撮影しましたが、明らかに使えないもの(今回は9/19分が全滅の他、雲、外灯カブリも有りました)はブルーミング除去時に省き、

残り227枚のFWHMを見てみます。

0

1_2

上の2枚がFWHM最高(小)値(左;2.163 右;2.173 ともに9/22撮影)の単画像、

下の2枚がFWHM最低(大)値(左;3.061(ガイドエラー) 右;2.775(10/19撮影)です。

前回の223枚スタックは2.9未満まで許容しましたが(↓右)、今回は2.8未満の193枚に絞りました(↓左) 

3

この時点では当然精鋭193枚の方がシャープに見えますが、最終的な評価は耐性とシャープさとのトレードオフとなるDeconvolution結果を見なくては。

上段左から順に、元画像、193枚スタックiterations100、同150、223枚スタックiterations100

5

HDRマスクを使っています。

4

幸い、193枚でもSNに左程悪化が見られず、iterations150が最も収束しているようなので、これを使って仕上げてみました。

Lrgb7_2

微々たる違いかもしれませんが、とりあえず手は尽くしました。

2017年10月14日 (土)

カラー画像の調整

NGC925のカラー画像の調整過程。

①1回目のLRGB合成。RGB→LRGBでヒストグラムがこんなに変わってしまう

1

②それを修正し、

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③左上のマスクをかけてMLT

3

④star maskをかけて彩度up

4

⑤低輝度部分の彩度down

5

⑥2回目のLRGB合成

6

2017年10月 8日 (日)

NGC925のDeconvolution

左上;元画像 右上;Deconvolution結果

下段の2枚は使用マスクです。

Deco

銀河中心にマスクがかかってしまうのは良し悪し。

(PIのバグで[PSF]が居座っています^^;)

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MaskedStretchやHT、MTには注意が必要かもしれない。STF調整の「輝き感」を出来るだけ残すように・・・でも、するとハイライト表現の問題が。ローカルコントラストが扱えないwobbly

2017年9月29日 (金)

MLT

tantanさんの画像を拝見し、私もNRを試してみました。

左上;元画像(16枚スタック) 右上;マスク(元画像をHT変換Invertから作成)

左下;リニア画像にMLT  右下;ノンリニア画像にMLT

2

このサイトでは"Works equqlly well with linear and non-linear"と書かれているけれど、私が何か間違えているのかthink

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追記;リニア画像にも"Dyadic"のまま使っていたので"Linear"に直してみました。

3

更に、リニア画像MLTのAmountを下げてみましたが(右はノンリニアMLT)

4

星が潤む(解像感が下がる)のは、強度の問題では無さそう?代わりに、星の周囲の円形痕はリニア画像MLTの方が目立たなくなっています。

(リニア画像MLTは、以前に試したこの画像(右端)に良く似ています)

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