天体写真

2018年7月17日 (火)

同じ筒、同じピクセルサイズ

完成ではありませんが様子見に、2014年の画像(左)と並べてみました。

Untitled1

2014年版はL10分×111枚 R15G8B8枚 今年のはL5分×389枚 R17G16B15枚

空は最近の方が悪いけれど、枚数分の厚みはあるという事かもしれません。

2018年7月16日 (月)

今年のAbell2151

とりあえず完成です。

Kanseilrgb3ctlabmltlrgbarclrgbcs3_4

トーンカーブを下げると、こんな感じ。

Abell21512_3

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NGC6166(Abell2199)に較べ、完成度が低くなってしまった原因を考えています。

最も気になるのは、星像の崩れと、星などの偽色です。

Abell21513

L画像、Abell2151(左)は258枚画像と117枚画像を繋いでいますが、250枚画像のAbell2199(右)に較べて全体に星像も悪いし、レンジを狭め過ぎているかもしれません。

また、中輝度星をArcsinhStretchRGBの星に置き換え、輝星をHTのRGBから取った事で、遠目には星の煩さが軽減されたかもしれませんが、拡大すると不自然な星表現になってしまいました。この星にはMT+MLTの効果も今一つだったようです。

置き換えにより色が載り易くなった事に加え、Color Saturationで彩度を上げ過ぎたのも、結果的には良くなかったかもしれません。

Lの解像不足を色解像で補いたいという意識が働いたかも。

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ところでSky mapを見ていたら、この写野の外側にも魅力的な銀河があるのですね。

0712

07123

来年、機会があれば撮ってみたい。

2018年7月15日 (日)

FBで驚いたこと

元々は家族間の連絡用に作ったアカウントで、時々天体写真も公開しています。

おやりになっている方は解ると思いますが、一人の友達リクエストを受けると、その友達の友達、、、とネズミ算式にリクエストが増える。交友を拡げるには上手い仕組みと思いますが、

最初のうちは面識のある方からのリクエストしか受けていなかったのに(それでお断りしてしまった方に申し訳無い)、最近では見知らぬ国や言語の人からのリクエストが相次いで、「把握しきれなくて恐いし、面倒」という気持ちと、「日本人はフレンドリーじゃないと思われたら嫌だな」という妙な義務感との板挟みで悩んでしまいます。

天体写真を撮っていらっしゃる方ならまだ良いのですが、プロフィールが望遠鏡とのツーショットでも、タイムラインに政治的な記事や女性の写真とか、空に関係ないものばかりが並んでいたりするので。

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ところで、日本の天体写真のグループで少し驚いた出来事がありました。

一部始終を見ていた訳では無いので詳しい事情は解らないけれど、ざっくり言ってしまえば、購入品に対する「感覚の違い」もあったのかもしれません。

例えば、数万円、数十万円を払って買ったものが実は不完全品で、自分で加工補整して使う事が前提とか、取扱説明書に書かれていない注意点があるとか、業界が小さいからそういう質の製品になってしまうのは仕方が無いのだという合意のある事にびっくり。

そういえば私自身、ST7Eのゴミ問題に始まり色々な事がありましたが、今回改めて自分の感覚と天体写真界の常識との乖離を目の当たりにして、身のすくむ思いがしました。

孤軍奮闘のスレッド主は私と同じ専業主婦だそうなので(古参の方のようでしたので、私などの及ぶ所では無さそうでしたが)、もしかしたら同じような感覚をお持ちだったのかもしれません。家電等であれば、買ったものは「完成品」であり、不備があれば返品かリコールですものね・・・

他にも、幾つかの性差別的表現(こちらでならout?)が気になった反面、今まで"専業主婦"を言い訳にしていた我が身も反省。

専業主婦に共通の傾向があるとすれば「自由になるお金が少ない」事ぐらいで、他の点では千差万別。私個人は理工系が苦手だけれど、それは専業主婦である事とは全く関係無いはずで、迂闊にも他の方の足を引っ張る言動していたなと。。

2018年7月13日 (金)

DBEで暗いムラが出来るのは

「え、知らなかったの!?」と言われそうですが、今頃気が付きました・・・

サンプルが星や星雲に乗っていると、補正が上手く行かないという事を。

Dbe1

Dbe2

今まで何をやっていたんだ~と思いますsad

ちなみに、サンプルは出来るだけ等間隔が望ましいけれど、列からズレてもor空白が出来てもOK(星に乗せて過補正を招くより、そのサンプルを削除する方が良い)

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改めてこちらを読み、備忘録に

・画像の端の重ならない部分は、予めcropしておく。

・星が密な領域ではサンプル半径を小さく

・サンプル半径を決め→per rowを決める

・全てのサンプルを有効にするために、

Minimum sample weightを下げる(e.g.→0.1) Toleranceを上げる(e.g.→1.0~1.5)

vignetting;周辺減光 dust motes;ゴミの影 

2018年7月12日 (木)

優柔不断

並行して処理を進めているM74とAbell2151ですが、それぞれに迷いが生じて停滞中です。

M74は、色彩について。

07112

右がScの元画像に近いけれど、左の青バージョンも捨て難い。

Abell2151は、レンジについて。

07111

左はMT使用しても星がボテっと見えますが、プリントでは微光星が出ていた方が良い?あるいは、抑えた右の方が透明感が出し易い?

左画像の星部分を、StarMask+PixMathでArcsinhStrechRGB画像に置き換えてみましたが(左下)、この方法だと銀河中心部分も置き換わってしまうのが難点。右下は通常HTのRGB画像です。

07113

2018年7月 8日 (日)

到底かなわないと痛感する時

天体写真は競争じゃない、自分が見たいから撮っているのだ、と思っていても、同じ対象の凄い画像を目の当たりにすると、「私が撮る意味って、あるのかな」と思ってしまう今日この頃。

AstroBinでAbell2151の秀作2点を見ました。

https://www.astrobin.com/346211/C/?nc=user

https://www.astrobin.com/354241/0/?nc=picks

私のL画像は、こんなですもん。

Drizzle_integration283ccropdbedeco8

この描写力の差は、焦点距離とか口径とかピクセルサイズとかの、システムのせいなのでしょうか?それとも、空の条件?いや、もしかしたら望遠鏡の調整とか、画像処理の差?

いずれにせよ、敵わないなぁ・・・と思ってしまう。

(そういえば、こちらのTVで「敗北を味あわせてやる」と日本語が流れる清涼飲料水のCMを見たけど、意味が解らない。)

2018年7月 6日 (金)

近接星のブリッジ問題と、星の色

(7/7 少し訂正しました)

先日から気になっていた、近接星にブリッジが発生する問題。

処理過程を確認してみると、犯人はMorphologicalTransformationだったようです。

0707_3

左端;MT前→MT1回目→MT2回目→MLT  星が縮む過程でブリッジが伸びているのが見えます。理論を知っていれば何故こうなるのか解るのでしょうが、私には解りません。

そもそも星に手を加えるのは不本意だけれど、チップサイズが小さくて拡大率が高いから、ひときわ星が大きいんですよね。

今の所、シュリンクにはMTとMLTの併用が一番自然に思えるし、もしや本人以外は気が付かない?という希望的観測も。

http://galaxies.blue.coocan.jp/images/NGC6166.jpg 

・・やっぱり気になるでしょうかcoldsweats01

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これに気が付いたのは、仕上げ段階での微光星の「色抜き」処理の時でした。

私の画像では、しばしは微光星が緑に転んでいる事があります。

原因は前にも書いたような気がしますが、RGBの背景にNRを施すと、色情報に乏しい暗い天体が、暈し均された緑に染まってしまうから?とか、暗い天体はGにしか写っていないから?と想像していますが、別の理由かもしれません。

これを、画像を"掃天"しながら、一つずつ緑を落として行きます。(画像全体でGの彩度を下げる事は、ただでさえ「緑が無い」と御指摘頂いているので避けたいし、非常に暗いものもあるのでマスクを作るのが難しい)

070707_2

色を抜くからには根拠が欲しいので、高解像の作例などを複数参照していますが(そういう意味では、WBにPCCも使っているけれど)、暫く作業を続けていると自分の画像の傾向が解って来るというのもあります。

この作業により、緑だった星や小天体の多くはオレンジになります。また、遠方にあるはずの小銀河でも、青や緑が強いものも稀にあります。手間はかかるけれど、非常に興味深い作業です。

ところで、参照するにあたり、色コントラスト(カメラやフィルターの違いもあるので「色彩」では無く、ざっくり「赤/青/白」みたいな感じ)で信頼のおける参考に出来る画像は、意外に少ないと感じます。

(追記;星羊翁さんから頂いたコメントにリプライしながら気が付きましたが、カメラ感度&フィルター特性は、色彩のみならず色差にも関わって来るのですね。先に書いた「信頼のおける」とは少し違うと思いましたので、訂正しました)

例えば、微光星ではありませんが、M63の傍に光る3星

07070707

私の画像(上段)では、右上の2星と左下の星とで色味が違っており、「これ、ほんと?」と他の方の作例をあたってみたのですが、3星とも同色のものが多くて非常に悩みました。

IAPYのM63(下段)に辛うじて同様の傾向が見られたので、この色は残す事にしましたが、実際にはどうなのでしょう?

2018年7月 4日 (水)

M74のPCC使用LRGBテスト

RGBをDBE後→PCC→ArcsinhStretch→LRGB合成→輝度マスクで彩度UPしてみました。

0705_2

PCCのWhiteReferenceは左から順に、

S0 / Sa / Sc / AverageSpiralGalaxy

M74はScですが、この調整だと少し腕に青味が足りないかも?Saを少し混ぜる事も視野に入れて考えてみます。

2018年7月 2日 (月)

嬉しかったTop Pick

NGC6166をAstroBinにUPしていました。

近接星のブリッジ問題はさておき、「このシステムと環境で、この銀河団をここまで描出した」という自負はありましたが、同時に「客観的に見れば、ただの地味で冴えない画像」と醒めた気持ちもありました。

案の定like通知もまばらで、「やっぱり」と思っていた矢先、"TOP PICK"のスタンプが貼られているのに気付いた時は、本当に驚いた。

AstroBin恐るべし。華やかな星雲やメジャー銀河画像が多い中で、こんな画像に目を留めて下さる方があろうとは。

消えそうなモチベーションに"小さな赤い灯"(『スカーレット』)を灯してくれたTPと、likeを下さったコアな方々には感謝しかありません。

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7/5追記;

天文ガイドに応募していたM63は、またまた落選でした。

銀河ページの講評にある"長時間露出"で言えば、約30時間の最長不倒のはず、、でしたが、それだけでは駄目なんですね。同じく長時間に渡る画像処理も、努力の方向を間違えている?

木を見て森を見ずというか、色彩とか細部に拘り過ぎて、見落としているものがあるのかもしれません。

(とりあえず、今夜はヤケ酒wine

2018年7月 1日 (日)

撮影も夏休み

植木鉢を引っ繰り返した事を心苦しく思っていたら、CK君は今朝も元気に縄張り争いに現れました。まあ、良かったのかな、、、

これで私の方も諦めがつき、CK君達がお昼寝している間に、鏡筒を撤収~

カバーをかけていたのに、筒が火傷しそうに熱くなっていて驚きました。車のボンネットで目玉焼きが焼けるという感じ?これ、望遠鏡に絶対良くない環境ですよね・・・

その後、にわか雨が降りました。

07011

過去記事を振り返ると、去年も7、8月は撮影していなかった。しばらくは画像処理だけで過ごそうと思います。

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