2017年9月18日 (月)

本棚のSFたち

自分用に。昔作ったページへのリンクを復活させました。

http://galaxies.blue.coocan.jp/SF.html

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↑リスト作成後に読んだこちらも、是非入れておかなければ・・

グレッグ・イーガン『祈りの海』★ 『しあわせの理由』★

テッド・チャン『あなたの人生の物語』★★

2014年5月17日 (土)

補習校での待ち時間に『ささやかな叡智』(マイクル・ビショップ)を再読。アトランタが舞台になっているので渡米する時に持って来たもので、10代で読んだ時は余り面白くなかった気がするけど、この歳になると色々考えさせられることもあった。あとがきによれば年代記シリーズを成しているらしい。

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最近覚えた言葉。

Sustainability;TEDの字幕で「持続可能性」と訳される度に「???」と思ったけど、社会に疎い私が知らなかっただけで一般的に使われている言葉らしい。環境に影響を与えず、将来に渡って続けていけるかどうか、という意味のようです。(それにしても何てぎこちない訳語と思ってしまう。他に言いようは無かったんだろうか)

その評価は一筋縄では行きません。。

http://www.ted.com/talks/leyla_acaroglu_paper_beats_plastic_how_to_rethink_environmental_folklore?language=ja

http://digitalcast.jp/v/13304/

Heirloom Cultivars;直訳すれば、「先祖伝来の(家宝の?)栽培品種」 商業的に作られる改良品種とは違い、家族などに伝わり代々育てられて来た野菜達が、最近脚光を浴びているんですね。こういう考え方もあったのかと、足元を掬われたような気分。

2013年9月20日 (金)

読書の秋

ESL前後の4時間余りを過すのに、数学や英語や理系の本だけでは飽きてしまって、少し軽いものが読みたくなった。3年前に本棚から2冊だけ選んで持って来たエッセイの片方、池澤夏樹さんの『異国の客』を今頃読んだ(もう一冊は梨木香歩さんの『ぐるりのこと』)

「ここに住んでいると思わぬ展開が多い。たまたま出会った一つのテーマがたちまちのうちに膨らむ。それは(中略)、人が新しい土地に移った時にいつも起こる現象と考えるべきだろう。一定の好奇心と観察力があればそれは起こらざるを得ない。」というのは、まさしく私にも起こったことだと肯く。

ベスランの学校占拠事件、アンナ・ポリトコフスカヤの暗殺未遂と暗殺、テオ・ヴァン・ゴッホ、五十嵐一氏の暗殺、イラクの人質事件。私も生きていた時代なのに(と言うか、つい9年前の事だ)「どんな事件だったっけ?」といちいちwebを当たらないと思い出せない。そして繰り返し出てくるアメリカの前政権への糾弾。

日本に居た頃には殆ど考えなかった他の国々の事が、クラスメイトという実体を通して少し身近に感じられるようになってしまった今、これらの記事を読むと心がとても重くなる。自分だけがのうのうとして、というような罪悪感。

一昔前なら、私のような凡庸な専業主婦は日々の生活の事だけを考えていれば良かったのではとも思う。"too much"だよ・・・って思うのは自分勝手。

私自身が知識も見識にも乏しいから、知識人の意見を必要としている。でも誰の言っていることを信じればいいんだろう?ネットを検索していると、ある人々が繋がり、そのクラスタの中で合意されている「偏り」のようなものに辟易してしまったりする。

2012年11月30日 (金)

昔読んだ本、これから読みたい本

高校生の娘がポーの『アモンティリャードの酒樽』をやっているというので日本語訳の粗筋を読んだ。つい「語り手」の側に立って読んでしまうけれど、これっておそらく異常性格を擬似体験しているのよね。

ついでに『モルグ街の怪事件』『黒猫』『黄金虫』も検索して読む。小学生の時に読んだら夢に出てきて懲りた本。

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TVで『Anna karenina』宣伝中。高校の頃『復活』に続いて読み、「やめられない止まらない」面白さだったのに、内容を全く憶えていない。年をとるにつれtragedy(bad endと言うのでしょうか?)を避けるようになった。

同じくTVで『Hitchcock』の宣伝を見てネットをあたり、『サイコ』の粗筋を読んで(観た事が無いし観る予定もない)、実在した殺人鬼のWikiまで行ってしまった。親が子供の人格形成に与える影響を、改めて考える。

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先日ひさしぶりに「赴任時に日本から持って行くべきものは?」という掲示板を見たけれど、今となってみれば(少なくとも当地では)「これは絶対!」的な物は然程多くなく、ただ、「日本の本」は手に入れ難い。これは痛感しています。

という訳で、既に息子宛に発注済のものも含め、これから読みたい本。

『日本はなぜ開戦に踏み切ったか』(新潮選書)

『心はどのように遺伝するか-双生児が語る新しい遺伝観』(ブルーバックス) または『心を生み出す遺伝子』(岩波現代文庫)

『サブリミナル・インパクト』

『オディロン・ルドン-自作を語る画文集 夢の中で』

あともう一冊あったはずなんだけれど、何だったろうthink やっぱり書いておかないと忘れてしまう。

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池谷裕二さん→田崎晴明さん→高校の先輩にあたる女性(もしかしたらspicaさんと同学年?)と繋がってビックリした!

2011年8月30日 (火)

閉店セール

Books

近くの本屋さんが閉店セールをしていると教えて頂いたので、帰国前日の息子を誘って行ってみました。

日本の本屋さんですら偶に行けばアレコレ目移りしてしまうのに、こちらでしか買えないかもしれない&しかも50%OFFとあって、ついつい物欲が暴走してしまいます。

本当はメイ・サートンの日記アン・モロウ・リンドバーグのGift from the Seaが欲しかったのですが見つからず、結局↑の4冊を買ってきました。

日本語訳も出ているHSTの写真集。画像はネットで見ることができるけど、印刷が美しいし、スペースシャトルのミッションの様子も載っているのが気に入りました。(14.97ドル)

スミソニアンのハンドブックとSky&Telescopeの星図は、何となく英語の天文辞典や星図が欲しくて、つい。(10ドル、9.97ドル)

そしてテッド・チャンの短編集Stories of Your Life and Othersは、大人になってから読んだSFの中で尤も惹かれた一冊。(5.44ドル)

帰宅して思えば、鳥の図鑑やインテリアの写真集も捜したかった。ネットによると閉店セールは9月いっぱいやっているみたいなので、また行ってみようかな・・・・散財の危機?

2011年5月30日 (月)

『夢見つつ深く植えよ』

今日はメモリアルデー。土曜日からの三連休なのだけれど夫出張中につき、家に篭ってメイ・サートンを再読。なんだか久し振りに我に返ったような気がした、やっぱり彼女の本には元気付けられる。

「その冬、私の焦慮はほとんど抑制できないほどになった。そしてその理由の一端は、もはや無制限の時間は残されていないという事実に自分が直面しなければならなかったことからきていた。」

40代も残り少なくなって来ると「まったく突然、時間が急に短縮してゆくように思われ」て、焦燥というよりは諦めの気持ちが勝ってしまう昨今ではある。でも彼女の日記は私の年齢ぐらいが出発点なのよね。

「来る日も来る年も、父が信じられない量の仕事をこなしてゆくのを見ていた私には、決まりきった手順というものがいかに役に立つか、ちょうど質素なニューイングランドの教会でのように、精神がどんなに自由にその中で動きうるかを知っていた。

決まり仕事というのは牢獄ではなく、時間から自由を得る道だ。はっきりと計算された時間には無限の空間があり、その意味では音楽に似ている。」

すごく良く解る。でも若い頃からそれをしていれば、と考えるのはもう止めよう。 

2010年10月 4日 (月)

『貧困大国アメリカ』

堤 未果 著

今朝は随分と寒い。白髪があまりに目立つので、ヘナを塗って1時間湯舟につかりながら本を読んだ。(かえって冷えたかも)

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渡米以来、この国では一度転落したら再起できないのじゃないかという恐ろしさを漠然と感じてはいた。日本の会社の庇護が無かったら、とても安穏としていられないだろう。

医療費がとにかく高い。「一度の病気で貧困層に転落する人々」とは的を射た章題と思う。ひとたび病気になったら、あるいは事故に遭ってしまったら・・・この本によれば、日帰り出産が増えているのも出産費用が高額だからなのだそう。早期離床の先進国?に、こんな事情があるとは知らなかった。

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いま住んでいる地域が、治安の良い比較的豊かな住宅地ということもあって、肥満=貧困層の図式を十分に実感してはいないけれど、こんな生活環境に置かれたら余程ストイックに、かつ積極的にエクササイズしなければ、肥満街道まっしぐら!というのは解る。

エクササイズにも時間的余裕や投資が必要と考えれば、体型=自制心と生活水準を表すと見られるのも仕方が無い。英語を話せなくても人間の矜持を保ちたかったら、せめて太らないようにしようと思ってしまいます。

それにしても何という非効率。安くて美味しい農作物をそのまま食べて、この緑豊かな環境の中をできるだけ徒歩で生活すれば、シンプルにヘルシーに暮らせると思うのに。

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経済的窮乏から入隊する若者達。ここまで読み進むと、もはやこの国には夢も希望も持てないという気がしてくる。日本の閉塞感も深刻だけれど、アメリカは「ホワイトホール」を他国に開いて無為の戦いを続けている、もっとタチが悪い。

「やってみて、それでダメだったら、上から被せればOK」的なアバウトさは、ある意味この国の魅力とも私は思っているのだけれど、あまりに大雑把に自らの利益のみを追求した結果が戦争にまで至っているとすれば(根っこはここにある気がする)、変わりようはありそうに思うのです。

そういう意味では、日本のほうが問題は複雑かもしれない・・・

2010年2月26日 (金)

天文ガイド3月号

オリンピックのフィギュアスケート、今朝の尋常でない交通渋滞(国道が事故で通行止めになった為だそう。帰りのバスの運転手さんに訊いたら「寒川から茅ヶ崎まで2時間もかかりました」ですって)、我が家の一大事(はぁ~)といろいろあるけれど・・・とりあえず久しぶりに天ガ(3月号)を読んだので目に留まった記事など。

★P13「球状星団に属する恒星の「若返り」」

「若返り」という文字に吸い寄せられて読む。老齢の星から成るはずの球状星団の一部の恒星が著しく若く観測される原因について。

今回ボローニャ大学などの研究者がM30を観測した結果、HR図上で老若2つのグループにハッキリ分かれる事が解った。若い星は中心部に集中しており、連星の形成や衝突によって若返る(?)ものと考えられる。

M13などの写真を見ると黄色い星の中に青い星が混ざってるのが不思議だったけど、あれが「若返った星」なのかしら?それともあれは白色矮星になる直前のヘリウムフラッシュで、「中心部の若い星」は見えない所にあるのかしら?

★P26岡山の188cm望遠鏡観望会。近くだったら行きたいのに!

★P32イースター島皆既日食ツアーは何と\938.000!夢のカケラもありませんねT_T

★同じく広告ページの『おりがみ 仏像を折る』『雪の模様切り紙』欲しいかも。

★P97台湾の星祭りの記事に出ていたテント型ポータブル観測所。ウチの架台周りにパイプ組んでこれを被せたらどうかしら^^

★「星空の話し方」は面白そうな連載ですね。昔は同好会でそんな事もやったなぁ、すっかり忘れてしまいました。

★P128「とうとう始動した太陽活動」 このまま氷河期が来るのかと心配してたけど良かった。

★「読者の天体写真」 惑星写真の撮影日と自分の撮影日を照らし合わせてしまう。12/22-23の夜は好条件だったみたい。P180部分月食の連続写真、やっぱり低空の月って大きいのね。CANPでお会いした最優秀のSさん、トリプル掲載のNさん、小田原のSさんの月と水星の写真も流石と思いました。

2010年2月18日 (木)

困難の係数

100218

↑今朝の様子です。

幸い今日はパートが休み。Venusも休み。cosmosも高校の後期選抜で休み(受験生はかわいそう・・)。Blue Starだけ登校です。

でも陽射しが出てきたから図書館に行こうかなぁ。。。。そういえば、カサイの鏡筒の「溶融石英(クオーツ)」って、『パロマーの巨人望遠鏡』に出てきた「溶解石英」のこと?

熱膨張が小さくて温度変化に鈍感なこの素材を是非200インチ鏡に採用しようとしたのだけれど、60インチ盤の試作で躓き実用に至らなかったという。もしもその時に予算が無尽蔵にあれば行く行くは完成したのかしら?

2フィートまでの円盤は出来た、でも1.5m盤は出来なかった。「目的物が大きくなれば作るのがそれだけ困難になるという法則もある。二倍大きくなれば二倍難しくなる。十倍大きくなれば・・・ここで科学は単純な比例関係から離れて、しばしば大きさが十倍になれば百倍、ときには千倍、場合によっては無限に、つまりは不可能になることさえある。

この比例関係を飛び越えて難しくなる関係に、パーキンス天文台のハーラン・T・ステッソンは「困難の係数coefficient of difficulty」という痛ましい名を付けた。」

2010年2月 4日 (木)

『パロマーの巨人望遠鏡』より

D.O.ウッドベリー 著  関正雄・湯澤博・成相恭二 訳

ひととおり通読した後、興味深いエピソードを読み返しています。まずはリッチー・クレチアン光学系の考案者でもあるジョージ・ウィリス・リッチーとマウント・ウィルソンの60インチ、100インチ望遠鏡の話。

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パロマー天文台の200インチ反射望遠鏡に先立つこと約20年、ジョージ・エラリー・ヘールはマウント・ウィルソンに、60インチ(ヘールの父親がガラス材を購入提供した)と100インチ(フーカー氏の寄付によるので「フーカー望遠鏡」と呼ばれている。ハッブルの法則に至る銀河の研究に使われたのは有名)の2台の反射望遠鏡を造ったが、それらの研磨作業を行ったのがリッチーだった。

「リッチーは自分の考案した機械で、ガラス表面の荒磨きをした。・・・数ヶ月かかってこの予備的な作業が終わるとリッチーは注意深く、ガラス板、道具、機械、それに自分自身をよく洗って、もう一遍前よりも細かい磨き砂で磨き始めた。・・・彼が衣服を替えるのは、もし彼の着ている物の袖または髪の毛から、粗い磨き砂の一粒でも鏡の上に落ちて小さな傷を付ければ、もう一遍はじめから鏡全部を磨き直さなければならないからである。」

「荒磨きが仕上がると、彼は工場全部を奇麗に片付けた。鏡を取り除き、機械を外に出し、金剛砂の隠れている可能性のあるものは全部工場から取り外した。そして工場の隅から隅まで、天井から床まで念入りに拭き清めた。塵と埃の入ってくるのを防ぐため窓を釘付けにし、戸を堅く閉ざし、壁を滑らかにするためニスを塗った。・・・これらはすべて最後の磨きあげの準備であった。この段階でリッチーは完全に世捨て人となった。工場に鍵をかけ、その中に閉じこもった。・・」

「リッチーは一回にわずか数分間しか磨きあげをやらない。なぜならば、磨きの摩擦から生ずる熱のために僅かながらガラス板が温まり、その形を歪め、(フーコー)テストを不可能にするからである。ひと磨きしてから数時間経って光線を当ててみて鏡が常温に戻っていることを確かめてから、本当の形を知ることができるのである。」100インチ鏡の研磨には、ゆうに6年かかった・・・!

60インチ、100インチともフランスのサン・ゴバン社がガラスを鋳造したが、100インチ板には多数の気泡が混入しており、アーサー・L・デー博士(200インチ鏡用のパイレックスを鋳造したコーニング・ガラス社の副社長でもある)が「気泡の層は互いに相殺し合うので、むしろ歪みを防止する役目を果たすはず」と太鼓判を押したものの、リッチー自身は反射鏡の性能を危ぶみつつ研磨を進めたという。

1917年のファーストライトでは、「星は短剣のように見え、その像は二重にも三重にも重なりあって映った。これは鏡自身によるものだろうか、またはその支持機構のためであろうか、あるいは温度によって大きな鏡が歪んだためだろうか。その答えは何時間も解らなかった。」原因は、昼間作業の為に終日ドームを開放していたためで、数時間後には回復したそうです。

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訳注より;「リッチーは60インチ鏡製作中にクレティエンと共同してRC光学系を考案し、100インチ望遠鏡をこの方式にしたかったが、ヘールは主鏡を放物面にすることに拘り、この意見の相違がもとでリッチーはヘールに解雇された。

RC系にすると主鏡単独で像を結ばなくなるし、双曲面の検査法が確立していなかった当時ではヘールの決断は正しかったと言える。また、現在多くの大望遠鏡にRC系が採用されている事はリッチーの先見性を証明している。」

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後に200インチ鏡を鋳造する際にも、採用はされなかったけれど「小さなガラス板をガラス格子の上に接合して大きな鏡にする」アイデアを提供したそう。確かすばる望遠鏡の主鏡ってそういう方法で作られたのじゃなかったかしら。

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